ライセンスサーバーの通信設定を構成する方法
概要
BarTenderライセンスサーバーの通信設定を変更することで、数百台以上のBarTenderクライアントが1つのライセンスサーバーに接続する際の遅延や接続エラーを軽減できます。これにより、「サービスが見つかりません。信頼性の高いセッションの作成要求がRM宛先によって拒否されました。サーバー ‘http://IPaddress/Licensing/Management_v4’ はリクエストを処理するには混雑しすぎています。」というエラーや、クライアントPCでライセンスサーバーを追加しようとした際に#1201「指定された場所のライセンスサーバーへの接続に失敗しました。」というエラーメッセージが表示されることがあります。
これらの設定を調整することで、BarTenderクライアントとライセンスサーバー間で送受信される情報の頻度や量を減らし、これらのエラーを防ぐことができます。
対象製品
BarTender 2019以降。
情報
レジストリキーの追加
以下のレジストリキーを追加することで、ライセンスサーバーの通信設定を変更し、サーバーが受け付けられるリクエスト数を増やしたり、クライアントからの通信回数を減らすことができます。以下の手順に従ってください。
- C:\Program Files\Seagull\BarTender 20xx 内のLicense.Service.exe.Instance.configを、この記事の下部に添付されている.configファイルのいずれかと置き換えます。
- BarTender 2019をお使いの場合は、「License.Service.exe.Instance.config (2019)」というファイルを使用してください。このファイルを「License.Service.exe.Instance.config」にリネームしてから元のファイルと置き換えてください。リネームしないとレジストリキーが機能しません。
- BarTender 2021以降をお使いの場合は、「License.Service.exe.Instance.config」というファイルを使用してください。
- 下記の4つのレジストリキーを\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Seagull Scientific\Common\Preferences フォルダに追加します。
- これらのキーを追加した後、BarTenderライセンスサービスを再起動してください。
BTLM.iniファイルの利用
BarTender 2019以前のバージョンでは、BTLM.iniという設定ファイルを編集してライセンスサーバーの通信設定を変更できました。BarTender 2016以前からアップグレードした場合は、このファイルが引き続き利用できます。BarTender 2019以降を新規インストールし、BarTender 2016から直接アップグレードしていない場合は、このファイルは存在せず、以下の情報は該当しません。
このファイル内でBarTender 2019以降でも有効な唯一の設定はCommunicationTimeoutMillisecondsで、これはBarTenderがリモートサーバーに同期接続する際のタイムアウト値です。
前述のLicenseOwnerCommTimeoutInSecs(レジストリ値)は、BarTenderとリモートライセンスサーバー間のすべての通信における接続タイムアウト値です。BTLM.iniのCommunicationTimeoutMillisecondsがこの接続タイムアウト値より大きい場合は、CommunicationTimeoutMillisecondsの値が優先されます。必要に応じてこの値を段階的に増やしてください。ただし、CommunicationTimeoutMillisecondsの最大値は60秒ですのでご注意ください。