データファイル統合を使用したドキュメントの印刷方法(動画 - 6:00)
対象: BarTender 2019以降
概要
この例では、トリガーファイルを検出した後、指定したBarTenderドキュメントを印刷するインテグレーションを設計します。トリガーファイル自体に、ドキュメントのテンプレートオブジェクトに反映されるデータが含まれています。ここで紹介する手法は、後述の他の例にも応用できます。
シナリオ
通販会社が、注文ごとに梱包時に販売記録のデータを含むアイテムを印刷する必要があります。販売アプリケーションはカンマ区切りのテキストファイルを生成し、インテグレーションサービスが監視しているディレクトリに保存します。ファイルが検出されると、インテグレーションサービスはトリガーファイルを削除し、ファイルの内容をBarTenderに送信してドキュメントのテンプレートオブジェクトにデータを反映し、ドキュメントを印刷します。
実装方法
以下の手順では、上記シナリオのインテグレーションを設定・展開・検証する方法を説明します。
データファイルの準備
- データファイルを保存するネットワークフォルダを作成します。このフォルダをインテグレーションサービスが監視します。ここでは例として
\\ShippingServer\NewOrdersとします。 - カンマ区切りのデータを含むテキストファイルを作成します(下記参照)。コピー&ペーストでデータをテキストファイルに貼り付けてください。
-
BusinessName,ContactName,Position,Address1,City,State,Zip,Country,Phone1,Phone2Around the Town,Jerome Davis,Buyer,1220 Governor Sq.,Atlanta,GA,31002,USA,(706) 555-7788,(706) 555-6750
- テキストファイルを手順1で作成したディレクトリ(\\ShippingServer\NewOrders)に「order.txt」という名前で保存します。
BarTenderドキュメントの作成
- BarTenderを開きます。
- ファイルメニューから新規を選択し、新規ドキュメントウィザードを開きます。
- 空白のテンプレートを選択し、完了をクリックして新規ドキュメントウィザードを閉じます。
- ファイルメニューから印刷を選択し、印刷ダイアログを開きます。
- 名前のドロップダウンリストから使用するプリンターを選択し、閉じるをクリックして印刷ダイアログを閉じます。
- ファイルメニューからページ設定を選択し、ページ設定ダイアログで必要に応じてページを設定します。
- 設定が完了したら、OKをクリックしてページ設定ダイアログを閉じます。
- ファイルメニューからデータベース接続の設定を選択し、データベース設定ウィザードを開きます。
- テキストファイルをクリックしてデータベースの種類を指定し、次へをクリックします。
- ウィザードのファイルの選択ページで、ファイルの選択ボタンをクリックします。
-
\\ShippingServer\NewOrdersに移動し、order.txtをダブルクリックして選択します。 - ウィザードのファイルの選択ページで次へをクリックします。
- ウィザードのファイル形式ページで、フィールド区切りのドロップダウンリストがカンマになっていることを確認し、次へをクリックします。
- ウィザードのフィールド名ページで、フィールド名を自動的に連番で割り当てるが選択されていることを確認し、完了をクリックします。
- OKをクリックしてデータベース設定ダイアログを閉じます。
- 作成メニューからテキストを選択します。
- テキストオブジェクトのドロップダウンリストから1行を選択します。
- テンプレート上の任意の場所をクリックしてテキストオブジェクトを追加します。
- テキストオブジェクトを右クリックし、コンテキストメニューからプロパティを選択してテキストプロパティダイアログを開きます。
- 左側のナビゲーションペインでテキストオブジェクトのデータソースをクリックします。
-
データソースタブで、種類フィールドの右側にある
をクリックしてデータソースの種類変更ウィザードを開きます。 - ドロップダウンリストからデータベースフィールドを選択し、次へをクリックします。
- フィールド名のドロップダウンからフィールド2を選択します(テキストファイルの2番目のフィールドが購入者名です)。
- サンプルフィールドデータ欄に「buyer name」と入力します。
- 完了をクリックしてウィザードを閉じます。
- 閉じるをクリックしてテキストプロパティダイアログを閉じます。
- テンプレートに他のデータベースフィールドも追加したい場合は、手順16に戻り、各テキストオブジェクトに適切なフィールドを割り当ててください。不要な場合は手順28に進みます。
- ファイルメニューから保存を選択し、BarTenderドキュメントを「NewOrderAddress.btw」という名前で保存します。
- サンプルデータベースファイル(order.txt)を、インテグレーションサービスが監視するフォルダから別のフォルダに移動します。
- BarTenderを閉じます。
インテグレーションファイルの作成と展開
- Integration Builderを開きます。
- 新しいインテグレーションの作成をクリックして新しいインテグレーションダイアログを開きます。
- ファイルをクリックし、OKをクリックします。
- ファイルインテグレーションペインでインテグレーションを選択します。
- プロパティペインで、インテグレーションの名前に「Each Order」と入力します。
- インテグレーションの開始ドロップダウンリストから自動を選択します。
- ユーザーアカウントでユーザー認証情報を指定します。詳細は空のファイルを使ってドキュメントを印刷するをご覧ください。
- ファイルインテグレーションペインでファイル検出を選択します。
- プロパティペインの検出オプションで、場所のドロップダウンリストから「コンピューター/ネットワーク」を選択します。
- スキャンするフォルダーオプションで、インテグレーションサービスが監視するフォルダのパスを入力または参照します。ここでは、上記「データファイルの準備」で作成した\\ShippingServer\NewOrdersフォルダを指定します。
- ファイルパターン欄に「*.txt」と入力します。(引用符は不要です)
- 検出後のアクションセクションまでスクロールします。アクションのドロップダウンリストからファイルの削除を選択します。インテグレーションサービスがファイルを検出すると、自動的にファイル内のデータを読み取り変数に格納し、検出後はファイルが不要になるため削除されます。
- ファイルインテグレーションペインでドキュメントの印刷をクリックします(これがデフォルトのアクションです)。
- プロパティペインのドキュメントで、参照ボタンをクリックし、先ほど作成したBarTenderドキュメント(NewOrderAddress.btw)を選択して開くをクリックします。
- データベースの上書きまでスクロールします。データソースのドロップダウンリストからインテグレーション入力データを選択します。
- Integration Builderの左上にある
をクリックし、インテグレーションファイルを「NewOrderAddress.btin」として保存します。 -
インテグレーションの展開をクリックして新しい展開ダイアログを開きます。 - 展開の名前と説明を入力します。
- インテグレーションファイルの設定がNewOrderAddress.btinになっていることを確認します。違う場合は参照をクリックし、NewOrderAddress.btinを選択します。
- ターゲットサーバーで、インテグレーションファイルを展開したいサーバーを追加します。
- スケジュールで直ちにを選択します。
- 必要なエラー処理の設定を行います。
- OKをクリックしてダイアログを閉じ、インテグレーションファイルを展開します。
- 管理コンソールがインテグレーションノードで開き、作成したインテグレーションが表示されます。
シナリオの実行とインテグレーション処理の確認
- 管理コンソールでインテグレーション名「Each Order」をクリックし、詳細ビューを開きます。
- 次の手順でシナリオを実行すると、このビューの出力セクションでインテグレーションの処理状況を確認できます。
- Windowsエクスプローラーを使って、order.txtファイルを
\\ShippingServer\NewOrdersフォルダにコピーします。 - インテグレーションがほぼ即座に開始され、NewOrdersフォルダからテキストファイルが削除され、BarTenderドキュメントが印刷されます。