空ファイル連携を使用したドキュメントの印刷方法(動画 - 5分1秒)
対象: BarTender 2019以降
概要
この例の目的は、空のトリガーファイルを検出した後、指定したBarTenderドキュメントを印刷するインテグレーションを作成することです。ここで紹介する手法は、後の例にも応用できます。
シナリオ
部品製造工場では、組立ラインの終端でシリアル番号付きのアイテムを印刷する必要があります。このアイテムには、増分されるバーコード以外に動的または変更される情報はありません。トリガーファイルを生成するのは、組立ラインの終端付近に設置された「レーザー存在センサー」で、部品を検知すると空のテキストファイルを生成します。このテキストファイルは、インテグレーションサービスが監視している特定のディレクトリに保存されます。ファイルが検出されると、インテグレーションサービスはその空ファイルを削除し、指定されたドキュメントを印刷します。
実装方法
以下の手順では、上記のシナリオに沿ったインテグレーションの設定、展開、検証方法について説明します。
空のトリガーファイルを準備する
- 空ファイルを保存するネットワークフォルダーを作成します。このフォルダーをインテグレーションサービスが監視します。この例では、
\\AssemblyLine\NextPartとします。 - 別のディレクトリで、「part.txt」という名前の空のテキストファイルを作成します。
BarTenderドキュメントを作成する
- BarTenderを開きます。
- ファイルメニューから新規を選択し、新規ドキュメントウィザードを開きます。
- 空白のテンプレートを選択し、完了をクリックして新規ドキュメントウィザードを閉じます。BarTenderに新しいドキュメントが表示されます。
- ファイルメニューから印刷を選択し、印刷ダイアログを開きます。
- 名前のドロップダウンリストから使用するプリンターを選択し、閉じるをクリックして印刷ダイアログを閉じます。
- ファイルメニューからページ設定を選択し、ページ設定ダイアログで必要に応じてページを設定します。
- ページ設定が終わったら、OKをクリックしてページ設定ダイアログを閉じます。
- 作成メニューからバーコードを選択します。
- バーコードの選択ダイアログでバーコードの種類を選び、クリックします。選択ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
- テンプレート上の任意の場所をクリックしてバーコードオブジェクトを追加します。
- バーコードをダブルクリックしてバーコードのプロパティダイアログを開きます。
- 左側のナビゲーションペインでバーコードのデータソースをクリックします。
- 変換タブをクリックします。
- シリアル化フィールドの右側にあるアイコン
をクリックしてシリアル化ダイアログを開きます。 - シリアル化タブで増分を選択します。
- OKをクリックしてシリアル化ダイアログを閉じます。
- 閉じるをクリックしてバーコードのプロパティダイアログを閉じます。
- ファイルメニューから名前を付けて保存を選択し、BarTenderドキュメントを「Serialized.btw」という名前で保存します。
- BarTenderを閉じます。
インテグレーションの作成と展開
- BarTender Integration Builderを開きます。
- 新しいインテグレーションの作成をクリックして新しいインテグレーションダイアログを開きます。
- ファイルをクリックし、OKをクリックします。
- ファイルインテグレーションペインでインテグレーションを選択します。
- プロパティペインで、インテグレーションの名前に「Each Part」と入力します。
- インテグレーションの開始ドロップダウンリストから自動を選択します。
- ユーザーアカウントで、サービスから権限を継承するかどうかを選択します。
- デフォルトでは、アクションはインテグレーションノードで指定したユーザーアカウントを継承するため、アクションノードで再度設定する必要はありません。
- ファイルインテグレーションペインでファイル検出を選択します。
- プロパティペインの検出オプションで、場所のドロップダウンリストから「コンピューター/ネットワーク」を選択します。
- スキャンするフォルダーオプションで、インテグレーションサービスが監視するフォルダーのパスを入力するか、参照して選択します。この場合、上記の空のトリガーファイルを準備するセクションで作成した\\AssemblyLine\NextPartフォルダーを指定します。
- ファイルパターン欄に「*.txt」と入力します。(引用符は不要です。)
- 検出後のアクションセクションまでスクロールします。アクションドロップダウンリストからファイルの削除を選択します。ファイルは検出後は不要となります。
- ファイルインテグレーションペインでドキュメントの印刷アクションをクリックします。(これがデフォルトアクションです。)
- プロパティペインのドキュメントで、参照ボタンをクリックし、先ほど作成したBarTenderドキュメント「Serialized.btw」を選択して開くをクリックします。
- Integration Builderの左上にある
をクリックして、インテグレーションファイルを「NewPart.btin」として保存します。
インテグレーションの展開をクリックして新しい展開ダイアログを開きます。- 展開の名前と説明を入力します。
- インテグレーションファイルの設定がNewPart.btinになっていることを確認します。違う場合は、参照をクリックしてNewPart.btinを選択します。
- ターゲットサーバーに、インテグレーションファイルを展開したいサーバーを追加します。
- スケジュールで直ちにを選択します。
- 必要なエラー処理の設定を指定します。
- OKをクリックしてダイアログを閉じ、インテグレーションファイルを展開します。
- 管理コンソールがインテグレーションノードで開き、作成したインテグレーションが表示されます。
シナリオの実行とインテグレーション処理の確認
- 管理コンソールで、インテグレーション名「Each Part」をクリックして詳細ビューを開きます。
- 次の手順でシナリオを実行すると、このビューの出力セクションでインテグレーションの処理手順を確認できます。
- Windowsエクスプローラーを使って、空のテキストファイル「part.txt」を
\\AssemblyLine\NextPartフォルダーにコピーします。 - インテグレーションはほぼ即座に開始され、NextPartフォルダーから空のテキストファイルを削除し、BarTenderドキュメントを印刷に送ります。このシナリオを実行するたびに、印刷されるドキュメントのバーコードは1ずつ増加します。