RFIDのトラブルシューティング
概要
この記事では、BarTenderを使用してRFIDのエンコードに関する問題を解決する手順をご案内します。
対象
BarTender 2019以降
情報
エンコーダオブジェクトが利用できない場合
Seagull製のドライバーを使用していない場合、ドキュメントにエンコーダオブジェクトを追加しようとすると、次のメッセージが表示されます。
BarTenderでRFIDをエンコードするには、Seagull製ドライバーをインストールし、ドキュメント作成時にそのドライバーを選択したプリンターとして使用する必要があります。
Seagull製ドライバーを使用しているか確認する方法:
- ファイル > 印刷 を開きます。
- 印刷タブで プリンターのプロパティ をクリックします
-
バージョン情報 タブをクリックします
Seagull製ドライバーを使用していない場合は、インストールが必要です。インストール方法については、以下の記事をご参照ください。
VOIDラベルについて
VOIDラベルが発生する原因はいくつか考えられます。このセクションでは、その解決方法をご案内します。
メディアおよびRFIDのキャリブレーション
RFIDラベルがVOIDで印刷される場合、最も一般的な対処法はプリンターでメディアおよびRFIDのキャリブレーションを行うことです。
RFIDタグにデータを書き込む際、BarTenderはRFIDトランスポンダ(AFI、EPC、ユーザーデータなど)の各セグメントにどのデータをエンコードするかをプリンターに指示しますが、実際にトランスポンダタグと接続するのはプリンター側です。プリンターがトランスポンダを検出できない、または接続できない場合、VOIDが印刷されます。
RFIDプリンターは機種ごとに異なりますので、詳しいキャリブレーション方法はプリンターのマニュアルをご確認いただくか、メーカーにお問い合わせください。
ページ設定の確認
BarTenderでページ設定を確認してください。ページ設定が正しくないと、プリンターがラベル上のトランスポンダの位置を正しく認識できない場合があります。
ページ設定の方法については、ページ設定の設定を印刷トラブルシューティングの記事でご確認ください。
印刷速度が速すぎる
ドライバーの印刷速度設定を確認してください。速度が速すぎる場合、プリンターがRFIDトランスポンダと正しく通信する時間が足りないことがありますので、速度を下げてみてください。
印刷速度の設定方法については、プリンタードライバーの設定を印刷トラブルシューティングの記事でご確認ください。
UMIビットの設定
新しいRFIDタグに搭載されているMonza4チップでは、UMIビットの機能が変更されています。この変更により、一部のプリンターで印刷やエンコード時にVOIDが発生することがあります。UMI(User Memory Indicator)ビットはPC(プロトコルコントロール)ビットの一部で、EPCメモリバンク内にあり、リーダー(スキャナー)にEPC内のデータ量を伝えます。現在UMIビットは固定されているため、これを書き換えようとするとプリンターがタグをVOIDにする場合があります。
Seagull製ドライバーv7.4以降を使用していれば、新しいタグもデフォルトで正しくエンコードされます。古いMonza4チップを使用している場合は、エンコーダオプションの設定を変更する必要があります。
- BarTenderでRFIDオブジェクトのプロパティを開きます。
- RFIDタブでエンコーダオプションをクリックします
- EPC Gen 2タブで、U.M.I.ビットをユーザーメモリに書き込む場合のみ設定に変更します
スキャン時に誤ったデータが表示される場合
スキャン時に誤ったデータが表示される場合、スキャナーがRFIDタグにエンコードされた16進データをそのまま出力する設定になっている可能性が高いです。スキャナーのマニュアルを参照するか、メーカーに問い合わせて、16進データをASCIIやご希望のエンコード形式に変換するよう設定してください。