RFIDプリンターおよびBarTenderドキュメントでTIDを読み取り記録するための設定方法
概要
TIDはRFIDタグに付与される一意のシリアル番号です。この情報は、特別なフィールドインジケーターを使用することで、ログファイルに記録したり、ラベル自体に印刷したりできるようになりました。印刷時にドライバーによってこのインジケーターが置き換えられます。
対象
Seagull製ドライバー バージョン2022.2以降
Zebra、SATO、IDP、Printronix AutoIDのRFIDリードコマンドに対応したプリンターモデル
Seagullドライバー以外を使用する場合の必要ドライバーバージョン
Zebra - ZPLドライバー バージョン2022.2以降
SATO - SATドライバー バージョン2022.3以降
Printronix - PGLドライバー バージョン2023.3以降
Honeywell(IDP) - IDPドライバー バージョン2024.1以降
情報
使用予定のメディアとRFIDタグでプリンターのキャリブレーションを行ってください。プリンターモデルによって方法が異なるため、どの手順を最初に行うべきかはプリンターのマニュアルを参照してください。キャリブレーションを行わないと、タグがVOIDとして印刷される可能性があります。
BarTenderでTIDを利用できるようにする
RFID設定を構成して、BarTenderでTIDを利用できるようにします。これは、ドライバー内でプリンターコマンドフィールドを設定する作業です。これらの設定を行うにはドライバーへのアクセスが必要です。設定内容はプリンターやドライバーごとに異なるため、TIDを利用したい各ドライバー設定ごとに追加する必要があります。
- コントロールパネルでデバイスとプリンターを選択します。
- ドライバーを右クリックし、プリンターのプロパティを開きます。
- BarTender Designer内でも、ファイル > 印刷を選択し、プリンターのプロパティ...ボタンをクリックしてこのメニューにアクセスできます。
- ツールタブをクリックします。
- 構成ドロップダウンメニューをクリックします。
- プリンターコマンドフィールドの設定...をクリックします。
- プリンターコマンドフィールドのドロップダウンメニューをクリックします。
- 新しいRFIDデータフィールドを選択します。
ダイアログで以下の項目を入力します:
- フィールドID:BarTenderでプリンターフィールドを識別するために使用します。
- エンコーダータイプ:ご利用のチップに合ったタイプを選択します。
- ロケーション:現時点ではTIDのみ対応しています。
- 開始ブロック:データエンコードを開始するブロックを設定します。
- 読み取るバイト数:読み取るバイト数を設定します。
- データ形式:16進数とテキストの両方に対応しています。BarTender 2022 R8以降ではEPC+(TDS 2.0)スキームも利用可能です。
すべての項目を入力したら、OKをクリックしてダイアログを閉じます。これで、プリンターコマンドフィールドのダイアログにRFID用のフィールドが表示されるようになります。
このダイアログを閉じる前に、フィールドインジケーターをメモしておいてください。
BarTenderでは、そのフィールドインジケーターを使ってTIDをラベル上に配置します。印刷時にドライバーがこのフィールドインジケーターを検出し、実際のTIDに自動で置き換えますので、特別な操作は不要です。
- BarTender Designerを開き、設定したプリンターを使って新しいラベルを作成します。
- テキストオブジェクトなど、ラベル上にオブジェクトを追加します。
- データソースの種類は埋め込みデータのままにします。
- プリンターコマンドフィールドのダイアログに表示されたフィールドインジケーターを、スペースや大文字・小文字も含めて正確にテキストフィールドに入力します。
TIDを記録するためのログ設定
ログを有効にすると、TIDがテキストドキュメントに記録されます。これにより、このプリンターとドライバーで印刷したTIDを管理できます。ログはプリンターおよびドライバーごとに個別に設定が必要です。
- デバイスとプリンター(またはBarTender Designerの印刷ダイアログ)でドライバーを右クリックし、プリンターのプロパティを開きます。
- ツールタブをクリックします。
- ログオプションボタンをクリックしてログダイアログを開きます。
- ログのドロップダウンメニューから新しいログを選択し、ジョブログウィザードを開きます。次へをクリックして開始します。
- 頻度オプションですべてのページを記録を選択します。これを選ばないと、下記のRFIDTIDDataが利用できません。
- ログに名前を付けて、次へをクリックします。

- ログの形式を選択し、次へをクリックします。デフォルトはCSVです。
- 保存先ディレクトリやログの整理方法を指定します。
- 完了をクリックしてウィザードを閉じ、ログパラメータダイアログを開きます。
- フィールドタブをクリックします。
- フィールドの追加をクリックします。
- RFIDTIDDataフィールドを探して選択します。対応プリンターのみ選択可能です。
- OKをクリックしてフィールドをログに追加します。
- OKをクリックしてすべてのダイアログを閉じます。
印刷時、ログファイルにRFIDTIDDataとしてフィールドが記録されます。
追加リソース
上記のダイアログで操作に迷ったり、さらに情報が必要な場合は、ダイアログ右下のヘルプボタンをクリックすると、該当するヘルプドキュメントが表示されます。