Excelドキュメントをトリガーファイルとして使用するインテグレーションの作成
概要
BarTender 2019のリビジョン5以降では、Excelドキュメントをインテグレーションのトリガーファイルとして使用できるようになりました。トリガーファイルとは、あらかじめ指定したフォルダに配置することでインテグレーションを実行させるファイルのことです。
このチュートリアルでは、以下の内容を順に説明します。
- Excelファイルをデータベースとして使用する方法
- ファイルインテグレーションの設定方法
- インテグレーションのテストと展開方法
このチュートリアルでは、このタイプのインテグレーションを設定する基本的な手順を案内します。一度試してみたら、ご自身のデータでも同じ手順で設定してみてください。
対象バージョン
BarTender 2019 R5以降。
情報
注意:R4以前のバージョンではこの手順は利用できません。ご自身のリビジョンの確認とアップデートについては、こちらの記事をご覧ください:BarTenderの最新リビジョンへのアップデート方法
ラベルファイルの作成
- database.xlsx をダウンロードし、データベースファイルとして使用します。
- BarTender Designerを開き、新しいドキュメントを作成します。
- 新規ドキュメントウィザードが完了したら、データベースアイコンをクリックします。
- リストから「Microsoft Excel」を選択し、「次へ」をクリックします:
- 「参照」ボタンを使ってdatabase.xlsxファイルを指定し、選択して「次へ」をクリックします。
- この画面では、すべてデフォルトのままで構いません。ファイルプレビューで、設定がどのようにデータベースに反映されるか確認できます。
- データはすべてSheet1(Excelドキュメント内の唯一のシート)に含まれています。
- 1行目にはフィールド名が入っています。
- 「次へ」→「完了」と進み、データベースダイアログを「OK」で閉じます。
- データベースが接続されたら、ツールボックスの「データソース」タブを選択します(まだ選択されていない場合)。
- 両方のフィールドをラベル上にドラッグ&ドロップします。
- ラベルを保存します。これで準備完了です!
インテグレーションの作成
- Integration Builderを開きます。
- スタート画面から「新しいインテグレーションの作成」を選択します。
- ダイアログで「ファイル」を選択し、「OK」をクリックします:
- 「ファイル検出」でスキャンフォルダの場所を指定します。ここにファイルが配置されるとインテグレーションが実行されます。
注意:Cドライブなどの一般的な場所にフォルダを作成することをおすすめします。マイドキュメントやデスクトップのフォルダは、アクセスに特別な権限が必要な場合があります。
- ファイルパターンを「*.xlsx」に変更します。これでExcelファイルのみをスキャン対象にします:
- 「ドキュメントの印刷」アクションをクリックします。
- 「ドキュメント」タブで、「参照」ボタンを使い、前のセクションで作成したドキュメントを指定します。スキャンフォルダと同様に、このドキュメントもマイドキュメント以外の共通フォルダに保存することをおすすめします:
BarTender 2022では、インテグレーションファイル自体からの相対パスを指定できます。参照ボタンを使って絶対パスを指定する場合は、場所のドロップダウンで「コンピューター/ネットワーク」を選択してください。相対パスについて詳しくは、以下の記事をご覧ください:同じフォルダ内のExcelおよびBarTenderファイルを別の場所に移動する方法 - 「印刷オプション」タブで「データソースを使用する」にチェックを入れ、ドロップダウンリストから「ファイル」を選択します。
- 「ファイル名」欄に「%FilePath%」と入力します(引用符は不要)。
- ファイルを保存します。
インテグレーションのテストと展開
インテグレーションを展開する前に、テスト用のトリガーファイルを作成して動作確認を行います。トリガーファイルは、ラベルファイルにリンクしたデータベースと同じ構造である必要があります。以下はテスト用のサンプルデータです。ラベルのデータベースとは異なるデータですが、構造は同じです:
テスト用にtrigger.xlsxをダウンロードしてください。
- インテグレーションを開いた状態で、「テスト」タブをクリックします。
- 上部リボンの緑色の「開始」ボタンをクリックします。
- 先ほど設定したスキャンフォルダにtrigger.xlsxを配置します。
- インテグレーションメッセージが表示され、ファイルが検出されたことが確認できます。
- 印刷が正常に完了したら、展開の準備ができています。
- 「展開」タブをクリックし、緑色の「展開」ボタンをクリックします:
- ファイルをまだ保存していない場合は、保存を促されます。
- ドロップダウンメニューから「このコンピューター」を選択し、「次へ」をクリックします。
- 「今すぐ展開」を選択し、「完了」をクリックします。
- これでインテグレーションの展開が完了しました。